清鱗ブログ まだまだ半人前おかみ

南魚沼浦佐にある小さな寿司屋のおかみの

中越地震から1年③

(続き)

 地震から一夜明け、私達の町では幸い電気が復旧しました。ガスも都市ガスではなくプロパンガスだったので、ライフラインは大丈夫でした。 一晩だけの避難でした。
 
 早速自宅に帰り足の踏み場のない自宅のあとかたずけをしました。台所は割れ物が散乱していました。
飛んでいたテレビも普通に映ったので一安心でした。買って1年も経っていなかったので・・・

 自宅がひと段落した後は、旦那と2人で店のあとかたずけへ、店の中はかなりの食器類とグラスが割れて、散らかっていました。壁にもあちこちだいぶ亀裂がはいっていました。壁は一年たった今も直さずそのままです。豪雪地なので建物の造りは雪に耐えられるようにしっかりしています。それが被害を最小限に抑えられたと思います。

 何もかもが信じられない状況でしたが、テレビを見ると小千谷、川口、山古志の悲惨な状態を見ると、もっともっと大変なところがあったんだと実感しました。震源から離れたところでもすごい揺れだったので、震源地は想像もつかない状況だったのでしょう。


 私達の町はまだ被害が少なかったので、今はいつもと変わらない生活ができます。
 でも未だ尚、避難生活をされている方々がたくさんいます。

 一刻も早い復興をお祈りします。


 自分の地震体験を書いたのですが、やはり1年たった今でもはっきりと覚えていました。もうこんな体験は2度としたくないですね。まさか自分がこんな体験をするなんて、思ってもみませんでした。
いつかは、この体験を伝えたいと思っていました。
 
思い出しながらの投稿で、長々となってしまいましたが、乱文失礼しました。